
つくって走ろう! ソーラーEVカー
昔から、太陽の光だけで走るソーラーカーをつくってみたい、そしてそれに乗って走ってみたい、とずっと思っていました。
とはいっても、公道を走れるクルマを一からつくるのは並大抵の努力ではできません。このまま夢のまま終わるのか… そんなとき、ちょっとしたきっかけで、中古のコムスを手に入れました。
このコムス、実際に走っている姿を見る難しさはスーパーカー並みで、走っている姿を見られたらその日は幸運が訪れる、と言われるほど、レアなものですが、れっきとした日本製品。メーカーは日本を代表する自動車会社のトヨタです。ひとり乗りの電気自動車で、鉛バッテリーを搭載し、時速60Km、航続距離50Kmのスペックを誇ります。狭い道が得意なせいか、セブンイレブンやピザの宅配によく使われいます。とはいえ自分が入手した固体は状態があまり良くなく、少し走るとすぐ電圧低下を起こして、ピーピーと警告音が鳴る状態でした。
しかし、これを手にしたとき、もしや…、と頭の中で妄想がふくらんだのは、偶然ではありませんでした。
鉛バッテリーは、どの自動車にも使われている汎用的な部品ですが、とにかく重い。そしてちょっと細かくなりますが、電圧の変動が大きいので、制御がやりにくい。なので、新しい鉛バッテリーに交換することはせず、軽量でパワーのある(電圧の変動がすくない)リチウムイオン電池に乗せ変えました。効果はばつぐんで、パワーアップ!そして80Kg以上も軽くなったことも合わせて、よりよく走り、曲がるようになりました。
昔、ラジコンヘリコプターを飛ばしていて、そのころはニッケル水素電池を使っていて、よたよたと2分くらいか飛ばせなかったのが、リチウムイオン(リチウムポリマー)電池に変えたところ、5分以上、ブンブン飛ぶようになった記憶がよみがえります。この世の中を変えたリチウムイオン電池、日本の企業、旭化成の吉野博士の発明で、製品化したのはSONYです。今誰もが使っているスマホもこの技術がないと成り立ちません。
新旧のバッテリー周りの回路を示します。リチウムイオン電池は常に電圧を監視する必要があり、BMSという部品を追加しています。
ここからソーラーカープロジェクト始動!まず60Wのソーラーパネルを載せてみました。
悩まされたのはソーラーパネルからリチウムイオンバッテリーをどう充電するか、です。ソーラーパネルは定格20V、リチウムイオンバッテリーは、4.2×20枚=84Vで、当然ながら昇圧型コンバーターで昇圧しますが、ソーラーパネルは、お日様の加減で影に入ると数ボルトまで落ちますし、リチウムイオンバッテリーのアクセルを踏むと電圧降下を起こします。
停車中は変化がゆっくりなのでそれでもいいのですが、やはり、走行中にも充電したい。

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